地域に愛される学習塾を目指して、地元高根沢町の「元気あっぷハーフマラソン大会」に出場。ヘロヘロになりながらも21.0975kmを完走いたしました。うそうそ、途中ちょっと歩いてしまったので、「完走」とは言えないかも? 10kmぐらいから、辛くて泣きたくなったけど、沿道からの声援に背中を押されて、なんとかゴールに到着しました。タイムは1時間57分1秒。
写真のように、Tシャツの背中に「つかしん算数・数学塾」の文字とマスコットキャラクターをつけて、塾長自ら”走る広告”となりました(笑)。
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源氏物語と大河ドラマ
2024年の大河ドラマ「光る君へ」は、平安時代に「源氏物語」を書いた紫式部が主人公。「枕草子」の清少納言や栄華を極めた藤原道長など、登場人物は古典オタクにも歴史オタクにも興味深い。
天皇家と婚姻を結びながら権力を強めようとした貴族たち。”平安貴族”というと、煌びやかな世界を想像するが、都に集う人々の暮らしがどのようなものだったのか。世界最古の女性文学と言われる「源氏物語」がどのようにして誕生したのか。とても楽しみである。
それで、つい源氏物語の内容に興味がわいて写真の本「マンガで味わう源氏物語」を買い、教室においてしまった。興味を示した中学生が、数学の問題を一通り解き終えた残りの時間に夢中で読んでいた。国語の学習に「源氏物語」を扱うのは高校生になってからだが、こうして予備知識を入れておくのも悪くない!?
算数セットの時計と分数
算数が得意不得意にかかわらず、考える過程で手を動かしたり、映像で視覚的にとらえたりすることは大切だ。小学校で利用する算数セットの中に時計がある。「つかしんさんは、午前8時50分から午前10時10分までマンガを読んでいた。読んでいた時間は何時間何分か?」なんていう問題を考えるときに役に立つ。
高学年になると、分数学習にも時間が登場する。先ほどの問題の下線部を「何分か?」と置き換えると、答えは「80分」となる。では、「何時間か?」とするとどうだろうか。「60分で1時間、あと20分あるから・・・」この”分を時間に変換する”のが以外と手こずる。でも、写真(左)のようなフィルターをセットすると、20分が1/3時間であることが、視覚的に理解できる。
計算の手順として、20/60時間を約分してもよいが、アナログ時計の長所をいかしたこんな学習方法も悪くない。ほら、写真(右)を見れば、24分が2/5時間であることが見えるでしょ!ちなみに、この円形フィルター、ホームセンターで塩ビ版を買ってきて、サークルカッターで円形にカットしたものに細長いシールを貼って作ったものである。
3Dで浮き出る!
学研の図鑑『人体』が新しくなって、今月発売された。新聞の紙面で紹介されていたので、おもしろそうだから買ってみた。写真やイラストを使ってわかりやすく解説してある。加えて、アプリを使ってスマホのカメラを向ければ、3DCGが浮き出してくる(写真参照)。これがなかなかリアルでおもしろい。
人の体のつくりについては、小学4年生で「骨と筋肉」、6年生で「呼吸」「消化と吸収」「血液の循環」「主な臓器」について学習する。そして中学2年生の「生命を維持する働き」へとつながる。この図鑑は、どの段階の子でも興味をもって読めるようにできている。小学生の段階なら、イラストや図を見ながら「へぇ~っ、こんなふうになってるんだ?!」と関心をもてればいいだろう。もちろん、それではテストで点を取れないが、おもしろがって読んでいるうちに多少は覚える。でも、それを強要してしまうと理科が嫌いになるかも・・・。まあ、ほどほどがいいだろう。中学生には、それぞれがどのような機能を持ち、互いにどうかかわっているのかまで興味を深堀してほしい。さて、教室にくる子にどんなふうに紹介しようかな・・・
学研の『算数図鑑』
分数の学習をしていた子に学研の『算数図鑑』を提供。写真のように、分数の部分を折り返しながら、1/2と2/4は同じ大きさであること、分数の分母が大きくなるとは
"より細かく等分する"ことなどを視覚的に学んだ。この『算数図鑑』、いろいろな仕掛けがしてあり、見るだけでなく操作することで理解を深めようという学研さんの意気込みが伝わってくる良い図書である。
また、先日は「みんながつまずいていた分数のテストで、良い点数が取れました。」と、うれしい報告をいただいた。テストの前日、お母さんから「明日テストなんで、分数の学習を重点的に見てほしい」という依頼があり、そこを重点的に学習支援した成果がでたようだ。
リアルな教材や教具を使った学習、リクエストに応じた学習、つかしん塾スタイルの本領発揮である。
石黒さんとの対談裏話
10月6日、つかしん塾に元モーニング娘の石黒彩さんが来た。11月8日に対談が公開されてから、「え~っ、なんで来たの?」という質問をたくさん受けた。まあ、そうだろうな。知名度が高いとは言い難い塩谷郡高根沢町(町の関係者の皆さんごめんなさい)。そして、知名度というのもはばかられる誰も知らないような個人経営の学習塾。お世辞にも繁盛しているとはいえず、場所もわかりづらい。はじめて訪れる人は、ほぼ100%道に迷う。そんなところに来るなんて。 秘湯さがし? ぽつんと○〇〇? こんなところに学習塾が? 謎すぎる。
話が舞い込んできたのは、その数日前である。B-plusのディレクターと名乗る方から電話がかかってきた。「"経営者インタビュー"という企画で、宇都宮方面の企業を回るのだが、受けてもらえるか。インタビュアーは元モーニング娘の石黒彩さんで、記事が公開されれば塾のPRにもなりますよ。」という。なんでも、"つかしん算数・数学塾"のホームページを見て興味を持ってくれたらしい。つかしん塾開業の経緯や経営方針などを説明しているうちに話が盛り上がり、取材が決定した。「とにかく、道が狭く迷いやすいので気を付けてください。迷ったときには電話を。」と取材よりも道路事情を気にする私。「わかりました。近くまで行ったら電話します。」と応じるディレクター。
当日は、朝からソワソワ落ち着かない。昨日は勢いで取材を決めたが、冷静になってくると「これって、すごいことじゃない? 今までに有名人を間近で見たことといえば・・・。中学校の修学旅行、上野駅のホームで見かけた漫才師の春日三球・照代さん、鹿児島空港で飛行機に乗り込むバレーボールの川合俊一さん、あとは・・・・」いずれも、"会った"ではなく"見かけた"が正しい表現だ。ところが、今回はわざわざここまで来て対面で話をする。やばいっ、緊張してきた。
こちらの心配をよそに「近くまで来たので、あと5分ほどで着きます。」と電話が入ると、本当に5分で来た。さすが、全国をまたにかけてご当地企業を訪問して回っているプロ。道に迷わない。駐車場に車を止めると、ディレクターと石黒さん、撮影スタッフが降りてきた。簡単に挨拶を済ませ、早速会場を整えて撮影を開始。対談の内容は「B-plus」のウェブページでどうぞ! 対談を終えると、記念撮影をして色紙にサインをいただく。色紙に「つかしん塾さま」と入れてくれた。芸能人が人気ラーメン店などで書いているアレだ。どこに飾ろうか?
すべてを終えると、石黒さん御一行は次の企業へ。道路わきで見送る私。到着から見送りまで1時間。あっという間の出来事であった。 (写真は、『仕事を楽しむためのWEBマガジンB-plus
インタビューにて』)
OK google !
中学校は、もうすぐ中間テスト。塾生たちのテスト勉強にも熱が入る。理科のワーク問題を解いている子が「これって何でしたっけ?」と質問してくる。いっしょに考える。あれっ!? 覚えていないことを一生懸命思い出そうとしても思い出せないまま時間が過ぎていくのって、もったいないなあ。答えを見るのも1つの手だが、こんな(写真の)ものがあったぞ。試しに問いかける。「オーケー、グーグル。○〇って何?」
すかさず、「○〇によると、・・・・」と返ってくる。それを聞いてワークに書き込みながら覚える。効率がいいね。そもそも、テストに向けてこれまでの学習を振り返っているのだから、今、自力で正解することにこだわる必要はない。「あっ、忘れていた。しっかり覚えなおそう。」でいいわけだ。ついでに、関連の動画を見つけて視聴する。紙と鉛筆だけでやるテスト勉強は、時代遅れかもしれない。
ところで、この(写真の)google home miniは、数年前に家電量販店でパソコンを買った時のおまけ(つまりタダ)でもらい、ずっとほったらかしにしていたものだが、おもしろそうなので教室においたのだ。小学生がいるときに「OK
google なぞなぞ出して!」と言ったら、「8.99999 という鳥はなあんだ?」と訊いてきた。「答えは、クジャク(9弱)」ですって。小学生には、ちょっとレベルが高い? では、もう1問。「世界の真ん中にいる生き物はなあんだ?」 「せ・か・い」の真ん中なんだから、簡単だね。
塾長の夏季研修 Ⅱ
山梨県といえば、富士山と並んで有名な戦国武将「武田信玄(1521~1573)」。無敵の騎馬軍団を率いるも、52歳の若さで病死。三方ヶ原の戦いでは、徳川家康軍を完膚なきまでに叩きのめす。もう少し長生きしていたら、歴史はどのようになっていたか・・・・。
武田軍の旗印「風林火山(疾きこと風の如く 静かなること林の如し 侵掠すること火の如く 動かざること山の如し)」は有名だが、それは戦に限らず、学習にも言えることではないでしょうか。
「取り掛かりはすばやく 心静かに集中する ひらめいたら一気に解き 難問にも悠然と挑む」など読み替えてみたらどうかな?
ちなみに写真は、信玄公の墓前に立てられていた旗です。
塾長の夏季研修④
「サルノコシカケ」にキノコの強さを見た。
樹海の中にはキノコも。木の子というくらいだから、木にくっついていたり、木の近くにいたりする。サルノコシカケは、木の幹にくっついている。猿の腰掛だから、猿が座れるくらい大きくなる(こともある)。そして、堅い。幹から剝がれない。「こりゃあ、本当に座れるなあ」と感心していると、案内の方が次のように説明してくれた。
この種のキノコは、木材を分解して栄養源としている。「腐朽菌」といい、木を朽ちさせ、しまいには倒してしまうという。そういえば、近くにサルノコシカケが生えている倒木がある。サルノコシカケに倒されたか。木の子って強いなあ!
塾長の夏季研修③
「倒木更新」を繰り返し、命をつないでいった。
溶岩が冷え固まってできた地面に、風で運ばれてきた種子が落ちる。芽を出したかと思うとすぐに朽ちて土になる。また次の種子が風に乗ってやってくる。芽を出しては朽ちる。長い年月をかけて、うっすらと土の層ができる。土の層は木々の成長を助けるが、根をしっかり張らせるには至らず、若い木は大きく成長できずに倒れる。倒れた木の上に種子が落ちる。そこから芽を出し、根を延ばす。根は倒木をまたぐように張り出す。倒木はやがて朽ち果てて消え去る。成長した木の根元が空洞となる。かつてそこに倒木があった痕跡である。
この「倒木更新」は、英語で「nurse log」というらしい。「nurse」は看護師、「log」は丸太を意味するが、若木の栄養となって朽ち果てていく丸太に看護師のやさしさを感じる言葉である。
塾長の夏季研修②
富士山は活火山。数百万年前から何度も噴火を繰り返し、姿を変えながら現在の形になったという。中学理科でも火山活動について学習するが、地中のマグマが冷え固まって岩石ができる。これを火成岩という。地下深くでゆっくり冷え固まると深成岩、地表または地表付近で急激に冷え固まると火山岩。冷え固まり方(時間の長短)の違いが組成の違いとなってあらわれる。それぞれ等粒状組織、斑状組織という。ゆっくり時間をかけると均一なものに、急ぐと斑(まだら)になるのは、モノ作りでも同じかな?
さて、噴火が起こると、火口からいろんなものが飛び出してくる。火山弾、火山れき、火山灰、火山ガスなどは大気中に放出され、斜面を流れ出るのが溶岩。富士山の麓には、この溶岩が広がってできた地層がたくさんあるという。
青木ヶ原一帯は、平安時代初期の864年(貞観6年)に起きた大噴火(「貞観大噴火」という)により、溶岩に覆われた。当然、それまで生い茂っていた草や木は死滅してしまう。それから1100年以上の時を経て再生したのが、青木ヶ原樹海である。溶岩の上に長い年月をかけて土の層が作られてきたというが、それでもわずか数センチほどしかなかった。
写真は溶岩の層が露出しているところである。こんな過酷な土壌の上に懸命に根を張り、成長していこうとする植物って、健気でかわいくて、すごいと思わない?
塾長の夏季研修①
大学生の頃より富士登山に魅了され、過去に7度の登頂。でも、最後に登ったのは20年以上も前になる。当時も夏の登山客は多かったが、近年では外国人の観光客も含めて登山道は大混雑らしい。
ならば、上は目指さず麓の「樹海」を散策しようと思い、今年の夏季研修のテーマを「樹海の謎」とした。子どもの頃のテレビ番組の影響で「迷い込んだら出てこられない。自殺の名所。」など暗いイメージのあるところだが、実はそうではないらしい。遊歩道も整備されており、マイナスイオンを浴びながら自然を満喫できる。おまけに、洞窟で涼を感じながら探検気分も味わえるらしい(もちろん案内人付き)。
写真の木は今にも歩き出しそうで、薄暗い中でこんなのに出会ったら、追いかけてきそうで怖いですね。こんなふうに木の根元に空洞ができるのは、富士山の火山活動の影響によるものだという。 つづく
社会の学習は面白い!
月に一度、予約の本を受け取りに書店に行く。ついでに店内を物色し、おもしろそうな(塾生との話題にできそうな)本を見つけては買っていく。
今回は、昭文社の「(世界の)資源と争奪戦」。日本は、資源のほとんどを輸入に頼る。もちろん、お金を払って買うわけだが、歴史をさかのぼれば、力ずくで手に入れていた時代も・・・・。今でも、そんな国があるとかないとか。
ページをめくると、産油国は中東に多く、かの国々は石油で巨万の富を得ている。ウクライナ侵攻後に西側諸国に経済制裁を受けたロシアは、欧州への天然ガス等の供給を制限した。持つ国に住む人々と持たざる国に住む人々のかけひき。
好むと好まざるとにかかわらず、わたしたち日本人の暮らしは世界の国々とのかかわりの中で成り立っている。偏りある資源を分け合い、世界中の人々が幸せに暮らしていくためにわたしたちにできることはなんだろうか? そんな問いかけをしながら、うちの算数・数学塾は回っていく。
ひまわりと烏山線
裏の畑兼花壇。去年こぼれ落ちたヒマワリの種たちが、勝手に芽を出し花を咲かせた。その横を烏山線が通る。今年は開通から100周年ということで、列車の前面に記念のエンブレムがついている。
たくましく育ち花を咲かせたひまわりと、利用客の減少で廃線の危機に見舞われながらもそれを乗り越え、開通から100年を迎えた烏山線。子どもたちの学びも、そんなふうにたくましく生き抜く力につながってほしいものである。