算数セットの時計と分数
算数が得意不得意にかかわらず、考える過程で手を動かしたり、映像で視覚的にとらえたりすることは大切だ。小学校で利用する算数セットの中に時計がある。「つかしんさんは、午前8時50分から午前10時10分までマンガを読んでいた。読んでいた時間は何時間何分か?」なんていう問題を考えるときに役に立つ。
高学年になると、分数学習にも時間が登場する。先ほどの問題の下線部を「何分か?」と置き換えると、答えは「80分」となる。では、「何時間か?」とするとどうだろうか。「60分で1時間、あと20分あるから・・・」この”分を時間に変換する”のが以外と手こずる。でも、写真(左)のようなフィルターをセットすると、20分が1/3時間であることが、視覚的に理解できる。
計算の手順として、20/60時間を約分してもよいが、アナログ時計の長所をいかしたこんな学習方法も悪くない。ほら、写真(右)を見れば、24分が2/5時間であることが見えるでしょ!ちなみに、この円形フィルター、ホームセンターで塩ビ版を買ってきて、サークルカッターで円形にカットしたものに細長いシールを貼って作ったものである。