かかりつけのお医者さん

 テスト前になると、急に中学生の利用者が増える。インフルエンザが流行しているときの病院のようだ。中学生が学校のワークや学習プリントなどを持ってやってくる。
「ここ、教えてください。」「これと類似の問題ありませんか。」などと要望してくる。
「どれどれ。あ~、レンズを通してできる実像と虚像の問題だね。物体を置く位置がポイントでね・・・」「立体の体積を求める問題だね。ちょっと待ってね。」などと返しながら、いつもより忙しく動き回る。
患者さんの症状に合わせて治療したり薬を出したりするお医者さんよろしく、子どもたちの質問に答えたり問題を渡したりする。
 病院の場合、症状が改善すれば通院は終わるし、改善しないならまた来る。塾はどうか?テストの結果がよければ来ないのは当然として、悪くてもテストからの解放感から塾はひと休みかな? いえいえ、問題用紙と答案を持ってやってきましたよ。早速、間違えた単元の学び直しです。

2025年02月07日